家庭菜園をはじめよう!
自然の四季を感じながら家族や友人と土いじりを通してコミュニケーションを深め、日々の生活のストレス解消などが出来、美味しい野菜を頂ける、家庭菜園にはいい事がいっぱいあります。
初めて家庭菜園を行うときは、野菜を作ることに心配や不安がありますが、野菜作りは基本を覚えてしまえばそんなに難しくありません。
奈良ヰセキでは、これから家庭菜園を始めたいという皆さんにトマト・ナス・きゅうり・・・家庭菜園で人気のこれらの野菜の作り方について簡単にご紹介します。
Step 01土作り
野菜は土から栄養を吸収し大きく育ちます。そのためには、根が伸びやすく、肥料を吸収しやすい土壌を作ることが必要です。初めて野菜をつくる農園では、30cm程度土を耕し、堆肥や腐葉土といった有機物をすき込みます。
また、植物は酸性の土壌を好むもの、アルカリ性の土壌を好むものがあり、育てる植物に適した酸度にしてあげることも大切です。
ポイント
- 堆肥や腐葉土は約5kg/1㎡撒きます。
- 堆肥を完熟させるため、植え付けの2週間前には土作りを行います。
- 土壌の酸度が高い場合は、石灰をまいて調整します。
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Step 02うね立て
うねは、地面に凹凸をつけることにより、「日照面積の拡大による地温の上昇」「撥水性・乾土効果の上昇」「通気性の向上」「植え付け・収穫の効率化」などの効果が期待できます。
うねは、作物や土壌に合わせて方向・高さ・幅・間隔を調節して作ります。
ポイント
- うねたては耕うん機にオプションのアタッチメントを付けると簡単に作ることが出来ます。
- うねを立てる前にうねになる部分に元肥を施します。
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Step 03種まき・植え付け
野菜を作るにあたって、大きく2つの方法があります。
一つは直接種をまく「直播栽培」、もう一つは育苗後の苗を植え付ける「移植栽培」です。直播栽培か移植栽培かは、育てる作物などによって大まかには根菜類・ほうれん草、小松菜などは直播栽培、それ以外は移植栽培がおすすめです。
ポイント
- 種まきには、「すじまき」「点まき」「ばらまき」があり、作物によって選択します。
- ポット苗の移植は、ポットを逆さまにして取り出すと苗を痛めません。また根鉢(ポットに入っていた部分)は崩さずに、そのまま移植します。
Step 04追肥
ある程度の生育期間が経つと元肥は野菜に吸収されたり、雨水に流されて無くなっていきます。そこで野菜の成長具合を見ながら追肥します。
また土の表面がだんだんと固まってくるので、ときどき表土を軽く耕し、空気を含ませます。
ポイント
- 追肥は一度に大量に行うと根腐れの原因などになるため、少しずつに分けて行います。
- 耕した表土は、うねの株元に寄せることで、より株が安定し水はけが良くなっていきます。
- トマト・ナス・きゅうりなどは草丈が高かったりつるを伸ばしたりするのでこの時に支柱などを立てて倒れないようにしてあげます。
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Step 05収穫
野菜が実ったら収穫します。
ポイント
- 収穫後の茎や葉はそのまま立ち枯らせて、次の耕うん時に土に混ぜ込むととで肥料となります。、少しずつに分けて行います。
家庭菜園をする上で知っておきたい豆知識
1. 連作障害について
同じ場所で同じ野菜を作り続けると、生育が悪くなったり病気になったりすることがあります。これを連作障害といいます。連作障害は、一つの畑で季節ごとにトマトやきゅうり、ゴボウ、タマネギ大根など様々野菜を育成することで解消できます。
2. 農薬について
自分たちで作る野菜には出来るだけ農薬は使いたくはありません。しかし、近隣の田畑で農薬が使用され、自分の畑だけ無農薬だと地域全体の虫たちの集中攻撃にあって収穫できなくなることもあります。薬剤については、必要な分量の散布はする必要がある場合があります。
3. 農機具について
耕うん機や管理機など奈良ヰセキで取り扱っている商品は、お客様の体力や耕作地の環境に合わせてご提案させていただきます。その他スコップやクワ、レーキ、カマなどといった様々な道具を選ぶ際は、自分にあったものを選ぶようにしてください。人によって使いやすいものが意外と異なっています。
4. 農機具について
種を選ぶときは市販のものであれば特に問題はないと思いますが、苗を選ぶ際は以下の点に注意してみてください。
- 葉に白や黒の斑点がなく、厚くしっかりしている
- 根がしっかりしており根の先が白くなっている
- 茎が太く、節間が短い
- 害虫などが付着していない
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